伝助・調整さん vs Suspects
いつものメンバーで
何度も集まるグループはどちらが楽?
日程調整の定番「伝助」「調整さん」と、Discord で動く Suspects の違いを、マダミス・TRPG のように同じメンバーで何度も集まるグループの視点から比較しました。
まずは結論
どちらが優れているかではなく、用途が違います。
こんなときは
一度きりの飲み会・同窓会・公式イベント
おすすめ
調整さん・伝助
こんなときは
固定メンバーでも、コミュニティの定期会でも何度も集まる
おすすめ
Suspects
アプローチの違い
ワンショット投票型 vs 常設の空き日程型
同じ「日程調整」でも、目的が根本から違います。
ワンショット投票型
— 調整さん / 伝助
フロー: イベントごとに URL 作成 → 候補日を列挙 → メンバー全員が ○△× を入力 → 集計
目的: 特定の日付の中から「一番都合がいい日」を選ぶ
常設の空き日程型
— Suspects
フロー: メンバーが空き日程をグループに登録 → 集まれる日が自動で見つかる
目的: 「いつでも集まれる日」を常時把握しておく
機能比較
11 項目で並べてみる
プラン・連携・履歴・特化機能まで、グループ運用に効く軸で比較しています。
| 項目 | 調整さん | 伝助 | Suspects |
|---|---|---|---|
| 料金 | 無料 / ビジネス版有料 | 完全無料 | β は完全無料 |
| アカウント | 不要 | 不要 | Discord ログイン |
| データの持続性 | イベント単位で消える | イベント単位で消える | グループに蓄積 |
| 候補日の入力 | 毎回手動 | 毎回手動 | 既定パターンを 1 度設定 + 個別予定だけ追加 |
| Google カレンダー連携 | 自動で「遊べない日」に反映 | ||
| 手動入力と GCal の衝突解決 | 該当なし | 該当なし | 後勝ちで自動解決 |
| Discord 統合 | URL 共有のみ | URL 共有のみ | slash command で完結 |
| 集まれる日の自動算出 | /when コマンド でランキング表示 | ||
| 出欠確定後のリマインダー | メール通知のみ | Discord 通知 + 未回答者へ nudge | |
| 過去の開催履歴 | |||
| マダミス / TRPG 特化機能 | 作品データベース / プレイ履歴 / レコメンド |
ワンショット型の限界
毎回ゼロから組む辛さ
単発で使うぶんには気にならないが、何度も集まるグループでは小さな摩擦が積み上がります。
毎回 URL を作り直す手間
候補日を人手で並べて、メンバーへ URL を再周知。これを月に何度も繰り返す。
過去の参加状況が見えない
イベントが終わると URL は事実上ゴミ箱行き。「あの人最近来てないな」が把握できない。
GCal の予定とぶつかる
○ を付けた日に別予定が入っても気付けない。連携がないので照合は手動になる。
入力負担が積み上がる
5〜8 人 × 月 2 回 × 6 候補日で月 96 セルの入力。回数を重ねるほど形骸化する。
選び方
どんなときにどちらを使う?
向き不向きで割り切ると、ストレスなく使い分けられます。
Suspects が向いているケース
いつものメンバーで何度も集まるグループ
常設の空き日程 DB なので、毎回ゼロから候補日を組まなくていい。
全員が普段から Discord でやり取りしている
調整は slash command で完結。別の web サイトを開かせる必要がない。
GCal を使うメンバーがいる
個人の GCal をそのまま「遊べない日」に取り込めるので、ダブルブッキング事故が起きない。
「いつなら集まれるか」を踏まえて作品決めまでしたい
プレイ履歴・好み・GM 担当をもとに、その回にぴったりの作品も自動で提案する。
調整さん / 伝助 のほうが向いているケース
メンバーが Discord を使っていない
URL を共有するだけで誰でも回答できる調整さん / 伝助 のシンプルさは唯一無二。
完全に 1 回限りの集まり
同窓会や忘年会のようにグループが続かないなら、ワンショット型で十分。
初対面・公式色が強い場
アカウント不要・ログイン不要の手軽さが効く。
移行・併用ガイド
今の調整さん運用と並行してもいい
一度に乗り換える必要はありません。
既存日程をインポート
すでに調整さんで決まっている日程は、Suspects のグループに「遊べる日」として手動登録できます。次回以降の調整から Suspects に切り替えやすくなります。
並行運用も問題なし
調整さんと併用しても、Suspects 側は「遊べる日」「遊べない日」が後勝ちで解決されるので矛盾しません。慣れてきたら徐々に Suspects に寄せていけます。
/when コマンド / /propose コマンド / /call コマンド で完結します。FAQ
よくある質問
いつものメンバーで何度も集まるグループであれば乗り換える価値があります。Suspects は空き日程をグループに蓄積するため、毎回 URL を作り直す手間がなく、過去の参加状況も追えます。一度きりの集まりなら無理に乗り換える必要はありません。
共有リンクを発行すれば、Discord アカウントがない人もブラウザだけでグループに参加して空き日程を登録できます。Discord と Web のどちらからでも回答できます。
β 期間中は全機能を無料で使えます。今後 Premium プランを導入予定ですが、Free プランでも基本的な日程調整・作品検索は引き続き利用できます。
自動インポート機能はありませんが、決まった日程は Suspects のグループに手動で「遊べる日」として登録できます。並行運用も可能で、後から登録した予定が優先されます。
メンバー数の上限はありません。むしろ人数が多いほど、毎回全員に ○△× を入力させる調整さん型より、空き日程ベースで自動算出する Suspects のほうが楽になります。
使えます。ボードゲーム会・読書会・週末の集まりなど、固定メンバーでも不特定多数のコミュニティでも何度も集まるなら作品データベース を使わずに日程調整機能だけでも十分活用できます。