Rembrandt
💜 1,702 スキ (BOOTH)
空の色も、海の色も、太陽の色も知らない。あなた達は地下都市東京の住人だ。 隕石落下に伴い、氷河期が訪れた地球。 氷に覆われた地表での生活を諦めた人類は、地底から発せられる正体不明のエネルギーを活用して地下に大きな都市を築くと、地上とは異なる文化のもとで発展していった。 地下都市での人類の歴史は長く、今や地上での生活を知る者は誰もいない。 もはや別世界での出来事だったかのように語り継がれているのだ。 そうしてどれだけの時間が経っただろう。 人類はある能力を手に入れた。 身体や触れた物から電流を発することができる、放電能力だ。 その力を持つ人物は便宜上「放電体質」と呼ばれているが、彼らが能力を手に入れたのはここ数年のことであり、その研究などは一切進んでいない。ただ異質なものとして、世間に訝しげに思われているのが実情だ。 一方。 探索者たちは「プルメテント社」の通称・調査班で勤務しながら、ここ最近右肩上がりに増えている「連続投身自殺」について情報収集を行っている。 最初の投身自殺がこのプルメテント社で起きたことから、企業としても看過できず部署設立に至ったと言うことは、探索者たちも聞かされていることだろう。 放電能力者と、連続自殺。世間を騒がせる二つの事柄は、どのように収束していくのか。 このシナリオは、連続投身自殺を追い続けてきた<HO1>と、放電能力者となった<HO2>が、地下都市に隠された真実を突き止めるまでの物語である。 放たれた青い閃光。それは都市崩壊のトリガーだった。
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